お祝いで贈る花に付ける札の書き方をまとめてみました。
名札には縦書きと横書きがあります。
用途やシーンによって使い分けるのが一般的ですが、最近は横書きにする傾向が多くなっています。
昔ながらの縦書きは漢字が多いときに利用されてきましたが、最近の主流は横書きです。
名前にアルファベットや数字などが多い場合は、横書きのほうが読みやすいのでおすすめです。
基本的には送り主名を書くのが基本です。
花につける札は熨斗の代わりとなりますので「祝字+送り主名」となります。
祝
鈴木一郎
最も多くの用途に使用できる札の書き方になります。
尚、送り主名と受取人名の両方を書く用途としては「開店祝い」「就任祝い(昇進祝い)」「結婚祝い」などがあります。
上記以外の用途にも書くことがありますが、今回はこの3用途それぞれの一般的な札の書き方例を紹介します。
「開店祝い」は先方の店名と差出人の名前を両方書くのが一般的です。
祝開店
竜宮ショップ 様(さんへ)
浦島商事株式会社
代表取締役 浦島太郎
先方の名前につく敬称ですが、お客様や目上の方に送る場合は「〜様」にすることが多く、それ以外は「〜さんへ(さん江)」とするのが一般的です。
「就任祝い(昇進祝い)」は会社の中で誰宛かを明記することでわかりやすくします。
取引先の会社宛に送る場合が多いので縦書きが一般的です。
花のデザインによっては横書きが適している場合もあります。
どちらの書き方でも失礼にはなりません。
また、受取人が顧客や目上の場合は、送り主よりも先方の文字を大きくするケースもあります。
就任御祝
竹取株式会社
取締役社長 かぐや姫 様
鬼ヶ島株式会社
代表取締役社長 桃 太郎
「結婚祝い」はご結婚するお二人の名前と差出人名が一般的です。
尚、お二人の名前は苗字は書かずに名前だけとする場合が一般的です。
金太郎君&乙姫さん
ご結婚おめでとうございます!
桃太郎
最近の札については数年前と比べると変化してきています。
横書きが主流になり、文字のサイズを考慮したり、ロゴや写真などを貼るケースも増えてきました。
文字のサイズに関しては、以前は送り主名を比較的大きく書いていましたが、受取人との関係で相手が明らかに目上の場合は受取人名を大きく書くことも多くなりました。
社名やお店の名前、氏名にアルファベットやカタカナ、数字が多い場合は、縦書きだと読みにくいので横書きにするのが一般的です。
また、最近はお祝い用途の祝字として「Congratulations」なども多く使われるようになりました。
全体として、スタンド花に使われる札は縦から横、漢字と英語混じりになっています。
キャバクラなどの女性にスタンド花を贈るときの札は、相手の名前が源氏名となるのが一般的です。
差出人の名前は本名でも良いのですが、ペンネーム等でも構いません。
ただ、ペンネーム等を使う場合は誰から届いた花なのかがわかるようにすることが大切です。
全くわからない名前にすると最悪の場合は受取拒否されることもあります。
スタンド花に付ける札は「立札」や「名札」、「ネームプレート」と呼ばれることがあります。
どれも同じ意味ですので安心して下さい。
書き方がわからないときは花屋に任せるのが安心です。